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Computational Thinking -計算論的思考


こんにちは、EDLの平塚知真子です。


2020年の学習指導要領の改訂により、いよいよ
日本の義務教育でも、
プログラミング教育が 
【必修】
となりました。
それも独立した教科としての導入ではなく、なんと「すべての教科に取り入れよ」との指示です。

しかし、「プログラミング教育」とか「プログラミング的思考」は、これまでに聞いたことのない単語であり、解説も十分に提示されないまま、すべての教科に取り入れよ、と言われても、何をどのように考えたら良いのかわからない!?というのが、当事者である先生方の大半の反応です。

人は、イメージがクリアーに描けないものを、決して手に入れることはできません。

私たちはGoogle for Educationのトレーニングパートナーとして認定を受けてから、「これからのAI時代に子どもたちに何を教えるべきか」という、世界各国ですでに始まっている動きや内容についてGoogleから情報・リソースを提供してもらいました。そこで、「Computational Thinking(コンピュテーショナルシンキング)」という概念に出会ったのです。教えてくれたのは、2017/06/08 に初来日されたChris Stephenson博士(Google, Inc. Head of Computer Science Education Programs)です。

CTはAI時代に必要不可欠なリテラシーであり、強力な問題解決スキルのひとつである、とのことでした。

「プログラミング教育」「プログラミング的思考」とはCTのことではないのか?
だとすると、あまりにも誤解されていないだろうか?

そう考えた私は文部科学省 情報教育振興室に伺って、意見交換させていただいてきました(2018年2月)。

結果、プログラミング教育やプログラミング的思考とはやはり

Computational Thinking(CT)の概念を意図しているということがわかりました
特定の教科として現場に取り入れるには時間的余裕がないため、すべての教科にこの“考え方”を取り入れよ、ということになったそうです。

とすれば、昨今の流れとなった
「プログラミング教育」=「スクラッチやプログラミンを子どもたちに使わせること」ではあまりにも狭義であり、本来の意図と違ってしまうのではないか?
このままでは「プログラミング的思考」は大きく誤解されたまま、授業でも取り入れにくい状態で進んでしまうのではないか?
その結果、日本の子どもたちにとって、現代に必須のデジタル・リテラシーを正しく身につける機会がまた遠のいてしまうのではないか??
私は今、そんな危機感を強く抱いています。

とはいえ、先生方はもちろん、校長先生も指導主事も保護者も、つまり日本のすべての大人たちにとってCTは未知の言葉であり、概念です。


だからこそ、ぜひまずは大人たちがCTを学び、その考え方をこれからのAI時代に向けて取り入れてほしいのです!
GoogleのChris博士は次のようにおっしゃていました。
CTは小学校のすべての児童生徒、すべての保護者が習得すべきだし、すべての教職員が教えられるべき現代のリテラシーなのです」。

ではでは、CTってなんなのでしょうか?
はじめて聞く単語もあると思いますが
CTについてわかりやすく解説してみましょう。

Computational Thinking
とは
以下の4つの考え方を指します。

Decomposition
   問題の分解
「問題」を自分が扱えるサイズにまで分解すること。
プロセスやデータ(情報)をどんどん小さく分解してから課題解決に取り掛かるということです。
Pattern Recognition
  パターンの発見
 問題解決に役立つ、構成要素に共通する法則性や周期性がないかを発見し、あきらかにすること。
パターンを発見することで問題解決がスピーディに再現できるようになります。
Abstraction
   抽象化
大量の情報の中から問題解決に重要だと思われる要素だけを抜き出していくこと。「抽象化」という訳は少しイメージが違っており、個人的には「抜粋して見える化」のほうがしっくり来ます。
Algorithm Design
    手順化
問題解決までに必要となるプロセスを誰もが再現できるように手順を決めること。いわゆるマニュアル化です。これがスクラッチやプログラミンでの作業となります。

どうでしょうか?まだスッキリくっきりわからないという方も多いかもしれません。やっぱり【体験】いただくのが一番です。

Computation Thinkingを理解し、活用しようとすることによって
プログラミング的思考を日々の生活や教科に取り入れることができるのです。

そしてこのCTは、読解力や英語とともに、現代に必須の教育です。

具体的に授業でどんなICTツールを使って、どんなふうにCTを取り入れればよいのか、成功事例を知り、自分で実際に体験したい!という方は、ぜひ当社のトレーニングにご参加下さい!お待ちしています。
 
プログラミング関連
2018/02/20

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